ボイトレマッチでは子供のための本気の声楽レッスンを行っています。
習い事の枠に留まらず、本気で声楽に取り組むことが大切。
お子様に正しい発声法をきちんと身につけるさせることで、声帯の故障から守ることが出来ます。
子供から大人にかけての思春期は発声器官も大きく変化しますので、間違った発声法を継続することは危険なのです。
お子様の長期的な成長を望むなら、まずは親であるアナタが『声楽の基本知識』を知る必要があります。
この記事でザックリ学んでみましょう。
横隔膜肋間筋呼吸による発声
横隔膜肋間呼吸とはイタリアやドイツのオペラ歌手が使う呼吸法です。
ブロードウェイの俳優も横隔膜肋間呼吸です。
ビヨンセやアリアナグランデ、アデル、レディガガも横隔膜肋間呼吸です。
横隔膜肋間呼吸を行うためには、横隔膜や肋間筋のトレーニングが必要です。
また、日本人は姿勢の改善も行わないと横隔膜肋間呼吸は出来ません。
この横隔膜肋間呼吸は、大人より子供の方が断然覚えが早いという特徴があります。
横隔膜肋間呼吸で発声できるようになると「ビリビリビリ」といった倍音が鳴るようになります。
歌声だけではなく、普段の会話から変わりますので、声が小さくて悩んでいるお子様には相性の良いトレーニングです。
この呼吸法をマスターすると喉に全く負担がかからない状態で発声することが出来るようになります。
呼吸筋と体幹の強化
ボイトレマッチは、声楽に必要な筋肉トレーニングをガッツリやります。
声楽にはアスリート並みの筋肉が必要なことは、日本ではあまり知られていません。
※世界では常識です
声楽のための正しい呼吸法には、とてもたくさんの息を必要とします。その息を体内に取り込むためには、肋間筋などの呼吸筋の運動が必要です。
そして体内に取り込んだ息をコントロールするためには、体幹筋が必要です。
体幹筋のトレーニングとは、よくメディアでも取り上げられている体幹トレーニングです。
この体幹トレーニングを声楽用にカスタマイズされているメニューをガッツリやります。
現代の子供達は体幹の力が非常に低下しています。体幹の低下による身体への悪影響は、みなさんご存知の通りです。
普通に体幹トレーニングだけを行うと子供達はキツく感じて継続しません。
しかし、それを歌と組み合わせると不思議なことに楽しみながらトレーニングを行いキツく感じないようです。
ほとんどお子様がきちんと継続します。
認識の変化
こういったトレーニングを継続的に繰り返すことにより、子供は大きな声と大きな響きは違うという声楽の神髄を認識します。
大きな声と大きな響きは違うという認識は、世界のプロの声楽家では常識では、一般的には知られていません。
逆に、声楽の専門家ではない人から間違った呼吸法を学ぶと美しく大きな響きが出ないので、地声で押し通す癖がついてしまいます。
成長スピードが加速
子供はこういった認識を捉えるのがとても早いです。余計な知識がないため、間違いをすぐに認めるからです。
大きな響きを認識することで一気に成長スピードが加速します。
それまでとは全く異次元の大きく、美しく、力強い声で歌いはじめます。
喉の故障から守る役割
子供は男子も女子も地声が出ます。
楽しく歌うにはそれで十分です。
お子様が、『歌うことについて興味を持たせたい』という段階であれば細かいことは必要ありません。
しかし、長期間のミュージカル公演に挑戦させたいのであればそれは危険です。
地声の発声は、長時間行うと喉の故障に繋がる可能性が高くなります。
酷いケースだと声帯結節が出来ます。
実際にミュージカルを歌う子供には声帯結節が出来ることは珍しいことではありません。
喉が故障するのは、子供の声帯が弱いのではなく、その発声方法に問題があるのです。
正しい発声法では、大人、子供関係なく喉を壊すようなことはありません。
喉を締め上げて大きな声を出し続ければ、誰でも故障します。
子供が先生を選ぶことはしません。
親が先生を選びます。
先生選びは子供の体調にかかわることなので責任ある判断が必要となるのです。